2017年7月1日土曜日


621日(水)、カザフスタン共和国の首都アスタナ市にある国立ユーラシアン大学(以下ENU:L.N. Gumilyov Eurasian National University)で、本学との交流協定署名式が行われました。
カザフスタンと日本の国旗が置かれたテーブルで、ENUのイェルラン・シディコフ学長(Rector、YERLAN SYDYKOV)と八戸工業大学の私が、英語、ロシア語、そして日本語で書かれた協定書に署名しました。


協定には、大学院および学部の学生の受け入れ、研修の受け入れ、相互教員による講演・講義、および学術に関する共同研究などを通して両学が交流することことが記載されています。





この会場には、アセングル・モルダザノバ第1副学長(学術)、川端一郎日本大使、アスカル教授(これまで本学と長い交流をしてきた先生)、それにカザフスタン、オーストリア、アメリカ、ドイツ、トルコ、韓国、台湾等の地盤工学者、そしてENUの大学院生も出席していました。
 

ENUのイェルラン・シディコフ学長から、「アスタナは東西の交差点。これまでも国際交流の盛んな地域として発展してきている。八戸工業大学との協定は、その交流の範囲を広げ、両学の発展に寄与する。」と交流を歓迎する言葉がありました。(ちなみに、学長は歴史学者)

小生からも、「本学は、地域の大学である。地域の人材は、地域に強い関心を持つことが大切であるが、同時に国際的視野を広く持つことが大切である。この交流によって両学の発展に引き続き貢献したい。」と述べました。



 ENUの交流協定は、日本の大学として、 筑波大学、大阪大学、東海大学、に続いて本学は4番目。本学の海外大学との交流協定は、瀋陽工業大学、新疆大学、太平洋国立大学につづいて4番目。

ENUは、13学部、学生数約16,000人の大学。21年前に、土木系大学と教育系大学が合併して誕生した大学。
 
この協定は、26年間に及ぶアスカル教授(アスカル・ジュスベコプ Askar ZhussupbekovENU教授、ENU学科長、カザフスタン地盤工学会会長、前国際地盤工学会副会長)との交流が契機となっています。アスカル教授と小生の双方による講演活動、国際会議発表、あるいは客員研究研修活動がENUと本学で行われてきていました。


 上の写真は、2014年に本学多目的ホールで開催された国際防災フォーラムで講演するアスカル教授


この署名式終了時に、イェルラン・シディコフ学長から、ENU功績賞のメダルを着けていただきました。みなさんに、感謝しています。



 
今後の交流を期待したいと思います。
 
なお、9月まで、アスタナでは、「future energy」をテーマの万博が開催中です。







長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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