2016年11月29日火曜日

土木建築工学科の4年生と一緒に、復興道路(三陸沿岸道路)の工事現場(担当:鹿島建設)を見学させてもらいました。岩手県の普代村から野田村までの区間です。この区間で、八戸工業大学と共同研究しているプレキャストボックスカルバート(担当:(株)技研)が建設されているからです。

最初に訪問した現場は、白井トンネル2058mです。

 

掘削先端の切り羽に入らしてもらい、そこで行われている建設機械、建設手順の説明を受けました。


次の現場は、共同研究の対象としているプレキャストボックスカルバートです。あらかじめ工場で作られたブロックを組み立てて、写真のような
道路横断施設を作っています。ちなみに製作工場は、おいらせ町で、下田から45号線で運んできています。

下の写真のように、曲線部、さか道などでも工夫して施工することができます。でも、下記は珍しい例です。


 
現場で、工事担当者((株)技研)から丁寧な説明をいただきました。
 

  最後の現場では、クレーンで組み立てている状況を見学しました。


あわせて、隣のブロックと、どのように接合するのかも学習しました。

 
参加学生の中には、卒業研究として、このプレキャストボックスカルバートの改善を研究しています。追って、学会などで研究成果が発表されます。
 
今回、お世話になった鹿島建設にも技研にも、八戸工業大学卒業生が活躍しています。ありがとうございました。

長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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