Archive for 2018
「ハクチョウ類とコアマモの生態調査」が、研究支援プロジェクト審査通過
本学学生の提案が、NPO法人企画の「バードリサーチ調査研究支援プロジェクト」の第一次審査を通過しました。
生命環境科学科の佐藤史幸君と小泉遼岳君らが提案した「青森県平内町小湊におけるハクチョウ類とコアマモの生態調査」が、このたび行われたバードリサーチ調査研究支援プロジェクトの第一次審査を通過したとの報告を受けました。応募件数は20件で第一次審査通過は9件とのことです。
さきほど(12月20日)が学長室に報告に来てくれました。
上の写真、右が佐藤史幸君、左が小泉遼岳君。
おめでとうございます。
平内町にある浅所海岸は、全国有数のハクチョウの飛来地として有名で、「小湊のハクチョウおよびその渡来地」として、国の特別天然記念物にも指定されています。
このハクチョウとその餌となっているコアマモの生態を、地上から調査とドローンによる空撮から解明しようとすることが目的となっている。餌付けの有無、コアマモとハクチョウの関係、また時間・季節・潮位などの要因との関連を分析しつつ、「ハクチョウ類の分布マップ」の作成を目指すとのことです。
すでに、現地でドローンによる試験調査を進めているようです。
写真をいただきました。
この浅所海岸、私自身、子供の頃に海水浴で訪れたことのある懐かしい場所です。名前が示すように遠浅の海岸で、近くには橋で渡れる島が浮かび、美しい風景を楽しめる場所です。みなさんの調査活動を通して、地域の環境が適切に保全され、地域の皆さんに喜ばれることを期待しています。
【お願い】
この支援プロジェクトは、今後HPで紹介され、寄付(一口3,000円)と投票によって、各団体への支援金が配分されるとのことです。応援、よろしくお願いします。
2018年12月20日木曜日
2018年11月21日水曜日
彩才祭、学チャレ中間発表、JAMSTEC、青森土木フォーラム
先週末に行われた行事を紹介します。
11月10日から11日の2日間、ラピアホールで、文化会が主催する「彩才祭」が開催されました。
会場は、市内ショッピングセンター「ラピア」2階のラピアホールです。
受付を準備しています。
たくさんのサークルがブースを作って展示、実演、そして説明をしていました。
入り口付近には、動力研究部の努力作が展示されていました。
この会場では、11月10日午前に、平成30年度「学生チャレンジプロジェクト事業」中間発表会が開催されました。今年度選考された7チームが、事業背景、チーム、事業内容、実施状況などをパワーポイントで発表しました。残り期間で、プロジェクトの成果充実を図って、最終発表に臨まれることを期待しています。
11月11日(日)には、八戸まちなか広場マチニワで、本学と連携協定を結んでいるJAMSTEC(海洋研究開発機構)の報告会が開催されました。例年、青森市などで開催されている報告会ですが、今年は、開館したばかりのマチニワでの開催です。
最初に、JAMSTECの平理事長から、挨拶がありました。
JAMSTECと本学は連携協定を結んで、教育研究活動で連携させて頂いておりますが、今年度からは、「海洋学副コース(海洋生態と海洋土木)」が本格スタートしており、授業でもお世話になっています。
続いて、篠崎理事から「JAMSTECの最近および今後の活動について」説明がありました。
この中で、「八戸の子供たちが日本で一番海洋に関心が高い。」ことを紹介されました。
JAMSTEC報告会と同じ時間帯に、青森市では、本学土木建築工学科が主管する 第11回青森土木フォーラムが、「産業と土木ー物流ー」をテーマに開催されました。講演会、パネルディスカッション、およびポスター展が開催されました。11月18日が土木の日(日付を漢字でかいてみるとわかります。)であることを記念して行われている行事です。それぞれの催事では、本学土木建築工学科の教職員が主体となり産学官で連携して、八戸、青森、弘前の順番で開催されている行事です。
皆さんのおかげでたくさんの催事が実施されました。
ありがとうございました。
2018年11月12日月曜日
2018年10月24日水曜日
自動車工学コース開設から10周年
機械工学科に自動車工学コースが開設されてから10周年を祝い、「自動車工学人材育成 これからの10年」と題するパネルディスカッションが、学園祭が行われている10月6日、本学メディアセンターで開催されました。
最初に、佐藤学 機械工学科教授・学科長から、これまでの10年について、八戸工業大学での自動車工学コース設置の経緯や、卒業生の社会での活躍が紹介されました。
続いて、パネルディスカッションのモデレータの、大黒正敏教授(前学科長)から、10周年を記念して工大二高生が作成してくれた自動車工学コースのパネルが披露されました。自動車整備の仕事に親しみを持っていただけるパネルが完成し、今後、学内に取り付けられることが紹介されました。
このあと、国土交通省、産業界、そして大学から出席されたパネラーによる講演が行われました。本学の浅川拓克講師からは、現在行われている本学自動車工学コースの教育とその成果が報告されました。
最初に、佐藤学 機械工学科教授・学科長から、これまでの10年について、八戸工業大学での自動車工学コース設置の経緯や、卒業生の社会での活躍が紹介されました。
続いて、パネルディスカッションのモデレータの、大黒正敏教授(前学科長)から、10周年を記念して工大二高生が作成してくれた自動車工学コースのパネルが披露されました。自動車整備の仕事に親しみを持っていただけるパネルが完成し、今後、学内に取り付けられることが紹介されました。
このあと、国土交通省、産業界、そして大学から出席されたパネラーによる講演が行われました。本学の浅川拓克講師からは、現在行われている本学自動車工学コースの教育とその成果が報告されました。
最後に、パネラーの皆さんから自動車整備士の仕事の未来や、魅力づくりについて意見交換がなされました。フロアの学生からも、自分の自動車工学コースへの取り組みについて意見が述べられました。
自動運転など新しい技術が急激に取り入れられつつある自動車です。
新技術にも対応し、安全・安心な車社会を支える自動車整備士が期待されています。
自動車に関心のある方には、機械工学科自動車工学コースがおすすめです。
2018年10月7日日曜日
北海道の皆さんにお見舞い申し上げます。同窓会、北海道支部道南部会が開催されました。
9月22日、函館市で八戸工業大学同窓会北海道支部道南部会が開催されました。
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9月6日発生の北海道胆振東部地震では、北海道各地で大きな被害が発生しました。
地盤災害によって多くの方々が亡くなったり、札幌市などでの液状被害が発生しました。
また、全道で停電も発生し、くらしや産業に大きな影響を与えました。
被害を受けられた皆さんにお見舞いを申し上げるとともに、早い復興をお祈り申し上げます。同窓生のみなさんにおかれましては、相互に連携され、それぞれの立場で、その復興を支えていただくことをお願い申し上げます。
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9月22日の同窓会には、道内各地から、また東京、むつ、そして八戸から、15名が集まり、楽しい交流をさせていただきました
道南部会の事務局長の山本さん(S63土木卒)や部会長の河野さん(土木H2卒)から、地震の状況や、地震後での開催経緯など、説明をいただきました。開催の準備に協力いただいた道南部会の皆さんに感謝申し上げます。
また、北海道支部事務局長の木田さんから札幌の事情を伝えてもらいました。
下の写真は、福士信雄同窓会長からいただきました。ありがとうございました。
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9月6日発生の北海道胆振東部地震では、北海道各地で大きな被害が発生しました。
地盤災害によって多くの方々が亡くなったり、札幌市などでの液状被害が発生しました。
また、全道で停電も発生し、くらしや産業に大きな影響を与えました。
被害を受けられた皆さんにお見舞いを申し上げるとともに、早い復興をお祈り申し上げます。同窓生のみなさんにおかれましては、相互に連携され、それぞれの立場で、その復興を支えていただくことをお願い申し上げます。
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9月22日の同窓会には、道内各地から、また東京、むつ、そして八戸から、15名が集まり、楽しい交流をさせていただきました
道南部会の事務局長の山本さん(S63土木卒)や部会長の河野さん(土木H2卒)から、地震の状況や、地震後での開催経緯など、説明をいただきました。開催の準備に協力いただいた道南部会の皆さんに感謝申し上げます。
また、北海道支部事務局長の木田さんから札幌の事情を伝えてもらいました。
下の写真は、福士信雄同窓会長からいただきました。ありがとうございました。
北海道の復興を願っています。
10月6,7日は八戸工業大学学園祭です。
これに合わせて、10月6日(土)に同窓会が開催されます。
みなさん、お出かけください。
2018年9月25日火曜日
十勝沖地震50周年シンポジウムが行われました。
今年は、1968年十勝沖地震から50年にあたることから、防災について考えるシンポジウムが、8月25日、八戸プラザホテルで開催された。
100人の申し込み定員に対し約130人の出席をいただき、講演およびパネルディスカッションが行われた。たくさんの出席をいただき、ありがとうございました。
その後、八戸工業大学工藤祐嗣准教授のコーディネーターによる、「過去を見つめこれからを考える-自助・共助・公助」と題するパネルディスカッションが行われた。
このシンポジウムは、本学インフラ・防災技術社会システム研究センターが主管し、関係各大学、青森県、八戸市、関係協会で構成された実行委員会が主催したシンポジウムで、主催に加わった各位、後援いただいた機関に感謝申し上げます。
また、月永洋一教授はじめ、シンポジウム運営に関わったみなさんに感謝申し上げます。
災害が多いように感じているのは私一人でないように思います。
引き続き、災害による被害の少ない社会になるよう努力していかなければならないと改めて感じたシンポジウムでした。
ありがとうございました。
100人の申し込み定員に対し約130人の出席をいただき、講演およびパネルディスカッションが行われた。たくさんの出席をいただき、ありがとうございました。
滝田貢教授(八戸工業大学)からは、「十勝沖地震から50年-建物被害はどう変わったのか?」と題する講演が行われた。その中で、とくに
、地震被害を受けた建物が、その後の対応によって、次の地震でどのような被害を受けたかを調査され、その変化を、1968年十勝沖地震と1994年三陸はるか沖地震の2つの地震被害から実例を示して説明された。
2つの地震時の詳細な被害調査があってこその研究成果であった。また、紹介された事例が身近な八戸市の建築物であることから、地震被害後の対応が、次の被害を少なくするために、大きく影響していることが、出席者にわかりやすく伝えられた。
講演では、そのほか、片岡俊一教授(弘前大学)が「1968年十勝沖地震の地震動強さと将来の地震動」、八戸高専の清原雄康准教授が「降雨時・地震時における地盤の挙動と防災」、八戸学院大学の井上丹准教授が「防災教育と防災士について」と題して講演された。
このシンポジウムは、本学インフラ・防災技術社会システム研究センターが主管し、関係各大学、青森県、八戸市、関係協会で構成された実行委員会が主催したシンポジウムで、主催に加わった各位、後援いただいた機関に感謝申し上げます。
また、月永洋一教授はじめ、シンポジウム運営に関わったみなさんに感謝申し上げます。
災害が多いように感じているのは私一人でないように思います。
引き続き、災害による被害の少ない社会になるよう努力していかなければならないと改めて感じたシンポジウムでした。
ありがとうございました。
2018年8月26日日曜日
東北大学災害科学国際研究所と交流協定を締結しました。
7月31日、大会議室で、国立大学法人東北大学災害科学国際研究所と、本学のインフラ・防災技術社会システム研究センターとの学術・研究交流協定締結式、および記念講演会が開催されました。
最初に、今村文彦所長と協定書に署名させていただきました。今村先生は津波工学が専門です。両機関は、2011年に発生した東日本大震災後に開設された組織で、災害のメカニズム、防災技術開発、災害発生時の対応や復興、そして同じような災害を繰り返さないための研究活動を行っています。
東北大学から、今村所長の他、伊藤副所長、村尾・寺田所長補佐、曽根事務長が出席されました。
すでに、両機関の交流によって、災害科学に関する研究が実施されていますが、今後は、防災技術に関する学術交流とともに、ひろく防災に強い社会システムに関する共同研究などを行って、地域社会に貢献していきたいと考えています。
協定締結式のあと、今村所長と私から、それぞれの機関が行っている、また今後計画されている研究活動について紹介しました。
2018年8月3日金曜日
今年も同窓会に来ませんか?
7月28日、札幌ガーデンパレス(道庁向かい)で同窓会北海道支部総会が開催されました。
北海道から、全国から、もちろん八戸からたくさんの同窓生と教職員が参加しました。
最初に、役員会の報告があり、6年間支部長をつとめてきた西岡さん(昭和55年産業機械工学科卒業)から、山下さん(昭和63年建築工学科卒業)にバトンタッチされるセレモニーが行われました。
上の写真は、引き継ぎの挨拶。下は、引き継ぎ後。
西岡前支部長は、赤い「顧問」の袢纏に。
1代目が永田さん(昭和55年土木工学科卒業)、2代目は大道さん(昭和56年電気工学科卒業)、3代目が西岡さん、4代目が山下さんです。
支部長とともに、幹事長などの役員を担当されてきたみなさん、ありがとうございました。新しい役員の皆さん、よろしくお願いします。
挨拶しているのは藤岡さん(I科)
2018年7月29日日曜日
2018年7月17日火曜日
第1回ENU-HIT科学フォーラム(第3報)
フォーラムに中でインフラ工事の見学会がありましたので、紹介します。
アスタナのLRT(軽量鉄道)建設工事です。
空港と市街地を結ぶ全長22.4kmで、18の駅を建設中です。
2019年12月完成予定です。
見学した現場は、アスタナを流れるイシム川を横断する橋梁工事現場です。
アスタナのLRT(軽量鉄道)建設工事です。
空港と市街地を結ぶ全長22.4kmで、18の駅を建設中です。
2019年12月完成予定です。
見学した現場は、アスタナを流れるイシム川を横断する橋梁工事現場です。
施工は、中国系企業が担当していました。
アスタナは、すでに述べたように黒川紀章の「共生」のコンセプトで基本設計された都市ですが、毎年のように都市が膨張しています。人口は101万人(2017年)で、1997年の首都移転時の約27万人に対し3.7倍まで膨らんでいます。このため、道路交通は広い車線にもかかわらず、中心部では日常的な渋滞が発生しています。LRTは、この対策として実施されています。
公共バスも、運行情報提供システムをアプリとバス停に整備し、市民の利便性確保に努力しています。
一方、こちらはアルマティ(180万人都市で、アスタナ最大都市)の地下鉄です。
まだ、1路線9駅のみの開通です。
一つ一つの駅のデザインが異なっていて、説明者によると「美術館」のような設計になっているとのことでした。
地上の道路は、渋滞が激しいので市民の利用は多いようです。
アルマティは、カザフスタンの南側、天山山脈の北側に広がる坂の多い町です。
緑も多く、道路は街路樹が整備されています。
「第1回ENU-HIT科学フォーラム」の報告は、これで終わります。
本学が約30年にわたって交流してきた姉妹校ENU。
来年9月には、第2回科学フォーラムを本学で開催予定です。
みなさん、よろしくお願いします。
2018年7月2日月曜日