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- 第1回ENU-HIT科学フォーラム(第3報)
2018年7月2日月曜日
フォーラムに中でインフラ工事の見学会がありましたので、紹介します。
アスタナのLRT(軽量鉄道)建設工事です。
空港と市街地を結ぶ全長22.4kmで、18の駅を建設中です。
2019年12月完成予定です。
見学した現場は、アスタナを流れるイシム川を横断する橋梁工事現場です。
施工は、中国系企業が担当していました。
アスタナは、すでに述べたように黒川紀章の「共生」のコンセプトで基本設計された都市ですが、毎年のように都市が膨張しています。人口は101万人(2017年)で、1997年の首都移転時の約27万人に対し3.7倍まで膨らんでいます。このため、道路交通は広い車線にもかかわらず、中心部では日常的な渋滞が発生しています。LRTは、この対策として実施されています。
公共バスも、運行情報提供システムをアプリとバス停に整備し、市民の利便性確保に努力しています。
一方、こちらはアルマティ(180万人都市で、アスタナ最大都市)の地下鉄です。
まだ、1路線9駅のみの開通です。
一つ一つの駅のデザインが異なっていて、説明者によると「美術館」のような設計になっているとのことでした。
地上の道路は、渋滞が激しいので市民の利用は多いようです。
アルマティは、カザフスタンの南側、天山山脈の北側に広がる坂の多い町です。
緑も多く、道路は街路樹が整備されています。
「第1回ENU-HIT科学フォーラム」の報告は、これで終わります。
本学が約30年にわたって交流してきた姉妹校ENU。
来年9月には、第2回科学フォーラムを本学で開催予定です。
みなさん、よろしくお願いします。