2018年4月25日水曜日

生命環境科学科3年の中村歩君(八戸北高出身)が、北海道の厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究補助金の助成を受け、環境調査活動を行うことになったとの報告のため、指導されている田中義幸教授とともに4月25日学長室を訪ねてくれました。





研究テーマは、「アマモの形態と生物量の地点間変異とその可塑性の評価」です。
厚岸湖には広大なアマモ場がひろがって、その生長量は世界有数であるものの、環境要因(流速、照度、水温など)に応じて形態が変化し、生息地点によって顕著な違いが見られています。アマモは、ブルーカーボン生態系の重要な構成要素で、二酸化炭素吸収・貯留機能が注目されています。中村君は、今年3回にわたって現地調査に出向き、アマモの形態、生長量などを調査し、これらが環境要因によってどのように変化するのかを明らかにしたいと、研究への意気込みを話してくれました。



研究成果を期待したいと思います。
健康に、安全に気をつけながら研究を進めていただきたいと思います。
研究成果について、また報告していただければ幸いです。


*この補助金は、北海道厚岸町が募集したもので、湖や湿原が町のくらしに大きな役割を果たしているほか、野生生物の生息地、また漁業資源の形成地としての役割も大きいことから、この環境を引き継ぐための調査研究活動を支援しているものです。

長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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