2017年2月27日月曜日

2月26日、八戸パークホテルで、「八戸市の文化遺産を活用した地域活性事業」
の成果発表シンポジウム「八戸南部の旋律と息づかい」が開催されました。
 
このシンポジウムは、ADAC(青森デジタル アーカイブ・コンソーシアム)が主催するシンポジウムで、昨年12月に八戸三社大祭がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受けた、記念すべきシンポジウムです。
 
 会長(学長)と市長さんの挨拶の後、本学の川守田礼子先生が「三八地域の伝統文化の価値-「人」と「人」とを結ぶあり方へ」と題する基調講演が行われました。
 
 

地域の伝統文化の現状に関する調査報告から施策と課題について述べられ、「文化財指定の有効活用」と「それらの対流・連携促進の必要性」を提言されて、全国の数例の現状を紹介ししました。併せて、本学で行われている活動についても紹介されました。


講演の後、ADACの今年度の活動報告がなされ、ホームページをプロジェクターで示しながら紹介されました。
 
続くパネルディスカッションでは、「八戸南部の旋律と息づかい~守るべきもの、変わりゆくもの~」をテーマに、登壇されたパネリスト3人、それに会場からも加わって、意見交換がなされました。
かつての祭りの風習やかけ声が、少しづつ変化していることの紹介がありました。また、神事であることの理解を求める意見もありました。
 


 
これまで、なにげなく見ていたお祭りの神髄がうかがえたようなシンポジウムで、いい勉強になった一日でした。
講師の先生、パネリストの皆さん、司会・コーディネーターを担当いただいた中島さん、ADAC、関係者の皆さん、ありがとうございました。
 
八戸三社大祭デジタルアーカイブは下記アドレスにあります。
一度、ご覧いただければ幸いです。
 
 



長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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