2016年11月10日木曜日

11月5日(土)、弘前文化センターで、青森土木フォーラムが開催されました。
今回のテーマは「くらしと土木-観光」です。

講演は弘前市から「弘前城天守曳屋と公開型工事」、西目屋村から「津軽ダムと観光」。
前者は、土木工事自身を観光資源ととらえた新しい取り組み、後者は、先月竣工の津軽ダムおよび周辺の観光への利用の講演でした。

 
 
引き続き、パネルディスカッションが行われ、観光資源には「物語」が必要との意見がありました。
 
 
11月5日、6日には、下の写真の百石町展示館で、土木技術や土木工事に関するポスター展が開催されました。
 
 
 
 

土木事業が世界文化遺産となって、世界からたくさんの観光客が訪れている場所もあります。上の写真は、国土交通省青森河川国道事務所のポスターの一部で、県内の主な土木遺産を示した地図です。ぜひ、訪れてみてはいかがですか?

講演で、取り上げられた弘前公園を訪ねました。



 
天守閣が移動して、しばらく橋(下乗橋)の向こうに見ることはできません。

土木構造物が観光資源というのは、城ヶ倉大橋や水源池公園(むつ市)のアーチダムなどたくさんありますが、土木工事自身が観光資源とする公開型工事は、土木への理解を広げるために有効な活動だと思いました。

長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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